人気アニメ「『進撃の巨人』The Final Season」の製作委員会は14日から受注を開始したグッズ「マーレの腕章」の受注、販売を中止することを公式サイトで発表した。理由について「人種差別、民族差別の象徴として描かれたものを安易に商品化」したとして「配慮を欠いた」と説明し、謝罪のコメントを掲載した。

同グッズは物語内で「悪魔」の種族を区別する腕章として、人種差別の象徴として描かれている。一部から、ナチスがホロコーストのユダヤ人に着用を義務づけた「ダビデの星」を想起させるとして、グッズ化への批判の声があがっていた。

 

▽以下サイト全文

11月14日に受注を開始した「マーレの腕章」につきまして

当該商品は、作中に登場するキャラクターの衣装を再現した商品として制作いたしました。しかし、作中で人種差別、民族差別の象徴として描かれたものを安易に商品化したことは配慮を欠いた行為であったと認識しております。

大変申し訳ありませんでした。

「進撃の巨人」製作委員会は、いかなる差別も認めるつもりはございません。

つきましては、本日11月15日、当該商品の受注・販売を中止することにいたしました。

すでに商品をお申し込みされた皆様、ならびに「進撃の巨人」ファンの皆様にも深くお詫び申し上げます。

今後は同じことの無いよう、より一層気を引き締めて運営を行って参ります。