NHK正籬聡放送総局長が19日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、この日出場者が発表された大みそかの「第72回紅白歌合戦」への期待を語った。

今年は紅組からBiSH、Awesome City Club、上白石萌音、millennium parade×Belle(中村佳穂)、白組からKAT-TUN、平井大、布袋寅泰、まふまふ、Snow Man、DISH//の初出場が発表された。44組のアーティストが明らかになり、「多様性を含めて今年締めくくるにふさわしい多彩な皆さまにお集まりいただけた。皆さんの思いのこもった歌、パフォーマンスを楽しみにしたい」と話した。

今年のテーマは「Colorful~カラフル~」で、司会者の呼称の統一や、グラデーションになった番組ロゴも注目を集めた。「紅」と「白」に分かれて戦う紅白のあり方についても語り、「多様性、ジェンダーバランスなどの課題浮き上がる中で、オール・オア・ナッシングではなく、時代に合わせて演出も変えていく。時代の半歩先を意識したような今回の『カラフル』。演出もいろんな形あると思うし、今回が最初のステップになると思う」と話した。

また「嵐メンバーの出演を期待する声もあるが」との質問に、担当者は「本日歌手の皆さんを発表したところまでしか決まってない」とコメント。出演の可能性については「お答えを差し控えたい。今日の歌手の方以外は何も全て決まっていないというのが現状」と述べた。