米歌手ビリー・アイリッシュ(19)が、11歳の頃からポルノ映像を見ていたことを告白し、依存症で「私の頭は壊れた」と語っていたことが明らかになった。13日に出演したラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で今夏に新型コロナウイルスに感染していたことを明かしたアイリッシュは、番組の中でポルノ依存症についても語っていたと米ピープル誌などが報じている。

「自分がクールだと感じるためのものだった」とポルノ映像を見始めたきっかけを説明。しかし、映像を見ているうちに依存症になっていったといい、「かなり暴力的で虐待的な内容もあったため、悪夢にも悩まされた」と語り、その後の恋愛にも影響を及ぼしたことを明かした。「最初の数回のセックスでは、良くないことに対して”ノー”と言えなかった。それは私がひかれるべきものだと思ったから。多くのポルノ映像にさらされたことで、本当に私の脳は破壊されたと思います」と語り、現在はポルノが好きだった自分、見ても大丈夫と思っていた当時の自分に怒りを感じると後悔の念を口にした。

兄の影響で11歳から作曲するなど音楽活動を始めたアイリッシュは、今年7月にリリースしたセカンドアルバム「ハピアー・ザン・エヴァー」に収録されているバラード曲「メール・ファンタジー」で、壊れた恋愛関係を思いながら家でひとりポルノを見て気を紛らわす内容を歌っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)