21年10月に90歳で亡くなった、元東映社長の高岩淡(たかいわ・たん)さんのお別れ会が4日、都内で営まれた。

お別れ会には、新型コロナウイルスに感染し入退院していた北大路欣也(79)も参列した。北大路は東映を通じてコメントを発表した。

「高岩さんは私がデビューした時はすでに京都撮影所の制作部にいらして、若い頃は所内を走り回ってはあらゆるパートのスタッフの皆様に『ガンバレ』と声をかけて激励しておられた。そんな姿が私の目に焼きついております。同時に、俳優の方々に情熱をもって支えていらっしゃいました。それは京都撮影所でも東京撮影所でも浸透していて、とても器の大きな方だと思いました。そんな高岩さんが愛し育ててこられた京都、東京両撮影所のスタッフの皆さんと今もお仕事をさせていただいている、それは私にとって幸せ以外の何ものでもありません。感謝の想いを込めて、合掌」