フリーアナウンサー生島ヒロシ(71)が新しい高齢化社会つくりを目指す「未来ビジョン研究所」の名誉理事に就任した。

「未来-」は人生100年時代を迎え、未来へのビジョンをつくり出す。博報堂「新しい大人文化研究所」元所長の阪本節郎氏(70)が2019年(平31)4月に設立して所長を務めている。現在の70代が従来の70代とは全く異なる70代になっていて、いつまでも現役消費者である「ニューセブンティ」だと提唱している。

生島は「Z世代で若者も大きく変わりつつあるように、70代も今、大きく変わろうとしています。まさにポストコロナ。現在の日本の停滞状況を打破する、新たな動きがここから始まる可能性があると思います」と抱負を語っている。

生島とは01年に「新しい大人文化をつくり隊」を共に発表して以来の仲の阪本所長は「これまで70代といえば“老人”“おじいさん・おばあさん”“お年寄り”が常識で、消費市場からも退場した人たちでした。ところが最近は当研究所の調査から、そうした社会常識とは全く異なる現在の70代が見えて来ました。『ニューセブンティ』と呼んでいます」と説明している。

生島は今年3月に医学博士の石原結實氏(74)との共著で「70代現役!『食べ方』に秘密あり」(青春新書)を出版した。阪本所長は「著者のおふたりとも70代で、まさにニューセブンティをリードされています」と話している。