俳優松坂桃李(33)が12日、都内で、映画「流浪の月」(李相日監督)ティーチインイベントに出席。同作の熱狂的なファンからの質問に答えた。

同作は松坂と広瀬すず(23)のダブル主演。原作は本屋大賞受賞した凪良ゆう氏の同名小説。

観客からの質疑応答コーナーではこの日が15回目の鑑賞という女性に、松坂は「ほぉ~」と感心した様子。観客からの鋭い質問に「こうやって聞いていくと、教えたくなくなるな」と笑顔を見せた。

別の質問では「コーヒーを淹れるシーンは右手を使っていたのに、更紗にアイスコーヒーを淹れる時だけ左手を使っていたのはどうしてですか?」と聞かれ、松坂は「すごい! よく見てる!」と驚きを見せ、「ありがとうございます」と感謝した。

同作は、引き取られた伯母の家に帰ることをためらっていた10歳の少女・更紗が、雨の公園で孤独な大学生の文と出会う。文は少女の事情を察して彼女を自宅に招き入れる。文の家で初めて自分の居場所を手にした喜びを実感する更紗。しかし2カ月後、文が誘拐犯として逮捕され、つかの間の幸せは終わりを告げる。15年後、恋人と同居生活を送っていた更紗は、カフェを営む文と偶然の再会を果たす…というストーリー。

李相日監督も出席。