女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)の第10話が23日、放送される。

土屋演じる篠原佐都は、母・良恵(石野真子)と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の当主・深山圭一(石橋凌)の次男・深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。健太は深山家の跡継ぎに指名されている。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第10話では、圭一に偽の妊娠だと見抜かれ、ナイフに手を伸ばした長男明人(尾上松也)の妻美保子(松本若菜)を止めようとした佐都は急に産気づいてしまった。圭一の妻久美(木村多江)が使用人たちに指示を出し、佐都は深山家のリビングで無事に女の子を出産した。

その後、佐都は赤ちゃんとともに病院に移り、健太、久美、良恵らに囲まれ、幸せな時間を過ごす。健太は幸福の中で、佐都の出産前に明人から言われたことが気になっていた。

退院した佐都が深山家に戻ると、圭一は赤ちゃんの顔を見ることなく、早く次に男の子を産めと命令する。健太は佐都をかばうが、使用人たちの目も厳しく、久美も男の子を産み分けるためのサプリメントを佐都に渡す。

しかし、目の前の子を大切にしたい佐都は、サプリメントは飲まないと圭一に申し出る。深山家の存続のためだと激怒する圭一。そんな中、長らく姿を消していた明人が突如深山家に戻ってきて、その理由を知った健太たちは驚く。さらに、佐都と健太の仲を揺るがす出来事が起きる。