女優南果歩(58)が3日、東京・日本橋高島屋で、「たくさんの愛を、ありがとう 追悼 瀬戸内寂聴展」(3日から22日、東京・日本橋高島屋S.C)プレス内覧会にゲストとして出席し、寂聴さんへの思いを語った。

展覧会を観覧し「先生の濃厚な人生が詰まっていて、よく寂庵に伺って会う機会を頂いていたけど、私も本当の瀬戸内寂聴という人を知らないと思いました」と話した。

展覧会で一番の印象は「本の数」だったといい「これだけ書ける創作意欲、それが枯れなかった生きざまを目の当たりにして、描くことへの意欲が最後まであった事実に驚愕(きょうがく)しました」と明かした。

先月行われた寂聴さんの「お別れの会」で最後の言葉として「先生は私にとって99歳の永遠のアイドル」と話していた南は「この笑顔がアイドルじゃないでしょうか。この屈託ない笑顔」とし、「時代の波に乗りながら、鋭く分析し、今の時代自分が何をなすべきか、念頭に置いて活動していたのも”今を生きるアイドル”だったのかなと思います」と笑顔を見せた。

同展覧会は東京・日本橋のほか、大阪、京都の高島屋で開催予定。