宮崎あおい(36)が3日、東京・国立映画アーカイブで行われた自主映画祭「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」(同所で9月10~25日開催)ラインナップ発表会に、ビデオメッセージを寄せた。3月に亡くなった、青山真治監督の特集上映が行われることを受け、01年「EUREKA(ユリイカ)」と、カンヌ映画祭ある視点部門に出品された05年「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」、07年「サッド ヴァケイション」に出演した宮崎が「青山さんのためなら何でもしたい」と自ら希望してメッセージを寄せたという。

「こんにちは、宮崎あおいです。青山監督の同志としてお話しさせていただきます。私は00年『EUREKA(ユリイカ)』(の撮影)で、初めて青山監督にお会いしました。3作品で、ご一緒させていただいたのですが、今の私があるのは青山監督と出会って、青山組の格好いいスタッフの方々に出会ったから、私は今も、こうして仕事を続けているのだと、すごく思います。私にとって、すごく大切な人です。ぴあフィルムフェスティバルでは、スクリーンで見ることの難しかった5作品が、上映されると聞きました。本当に素晴らしい感覚をお持ちだった、青山監督が作られた作品を、ぜひ若い世代の方にも見て欲しいですし、当時、見たことがある方も、きっと年齢や置かれている環境が変わっていく中で、作品の感じ方も変わってくるんじゃないかとと思います」

宮崎は「EUREKA(ユリイカ)」を自分でも時折、見直していると明かした。「数年おきに見ていますが13、14歳で見た時とは全然、違う感じ方をして、ますます『EUREKA(ユリイカ)』も好きになりますし、作品をを作った青山監督のことも好きになる。今後も上映されていくと思うし、上映し続けて欲しいと思っていますので、たくさんの方に、この機会に見ていただきたいなと思います」

ビデオレターの中で、宮崎は終始、優しい笑顔をたたえ、青山監督への思いの深さをうかがわせた。

青山真治監督特集では、9月23日に01年の「月の砂漠」が上映され、同作で青山監督と出会い、翌02年に結婚した、とよた真帆(55)がトークゲストとして登壇する。またフランスで製作され、未ソフト化&未配信の「赤ずきん」も上映。さらに、永瀬正敏(56)が主演した02年の日本テレビ系連続ドラマの、71分の映画版ロングバージョンとしてベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された「私立探偵濱マイク 名前のない森」も上映。5作品が35ミリフィルムで上映される。

宮崎は、坂元裕二氏が脚本を手掛け、Netflixで製作される新作映画「クレイジークルーズ」(瀧悠輔監督)で、吉沢亮とダブル主演することが発表されている。