今年デビュー40周年を迎えている原田知世(54)が、ベストアルバム「原田知世のうたと音楽」を10月5日に発売することが30日、分かった。

82年のデビュー以来、役者としてだけでなく、歌手として活躍してきた原田にとって、初めてのオールタイムベスト盤が発売されることになった。82年7月のデビュー曲「悲しいくらいほんとの話」から、最新アルバム「fruitful days」収録曲まで、レコード会社6社の枠を超えて30曲を厳選。「時をかける少女」「天国にいちばん近い島」など主演を務めた映画作品の主題歌をはじめ、ムーンライダーズ鈴木慶一プロデュース期の楽曲や、トーレ・ヨハンソンのプロデュース作など、原田の音楽の軌跡をたどる2枚組アルバムだ。

40周年は音楽を中心に活動している原田は「14歳で長崎から上京し現在に至るまで、女優と歌手、両方の活動を続けてくることができました。作品ごとにスタッフやキャストが替わる女優のお仕事と違い、同じプロデューサーやスタッフと何作もご一緒できる歌手の活動は、私にとってホームのような存在です。これまで、素晴らしいプロデューサーやミュージシャンとの出会いに恵まれてきました。このベストアルバムにはそんな数々の大切な出会いの記憶が詰まっています。これまで応援してくださったすべてのファンの皆様に、感謝の気持ちを込めてお届けします」とコメントしている。

10月16日には、東京国際フォーラムホールAで40周年記念公演も開催予定。ゲストとして大貫妙子、鈴木慶一、高野寛、土岐麻子が出演する。