草なぎ剛(48)が31日、東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、コンサート「草なぎ剛のはっぴょう会2~Neo Vintage~」を行った。

12年ごろからギターの魅力にはまった草なぎが、その腕前を披露する会を19年に初めて開催。今回はそれ以来のコンサートとなり、ゲストに、今回のステージの音楽監督を務めたTRICERATOPS和田唱(46)とシンガー・ソングライターmiwa(32)が出演した。

ビンテージギターが並んだステージに、草なぎは黒のTシャツにジーンズ姿で登場。1曲目は「はっぴょう会のテーマ」だったが、ギターの音量を調整するエフェクターを踏み忘れたり、歌詞も間違えるなどのスタートに。それでも「みなさんようこそお越しくださいました。3年ぶりの開催です。ボロボロでしたけど、こうしてステージに立つことができて幸せです」とあいさつすると、満員の約2000人の観客から大きな拍手が沸き上がった。

ステージのバックには、草なぎが米ミシガン州カラマズーを訪れた時に描いた風景画が大きく飾られた。ドラマ「拾われた男」の収録が同地で行われ、今年の3月に共演の仲野太賀とともに、ギターメーカーのギブソンの工場跡を訪れたという。「ここを訪れた時に、今回のイベントのイメージが出来上がりました。世界の道はつながっていると感じ、みなさんも知っている曲を歌いたいと思いました」と話し、ジョン・デンバー「カントリーロード」を歌った。

新しい地図のライブではメンバーの香取慎吾が演出を担当する。草なぎは「1人で歌って、話をするのは大変だよね。いつもは慎吾ちゃんがやってくれて、僕はボーっとしているだけだけど、このイベントは僕がやりたいといったから」などと語り「クソ野郎と黄金の右腕」や愛犬を歌った「クルミちゃんの唄」などを披露した。

miwaとは「ヒカリヘ」、和田とは「シラフの月」を、アンコールの1曲目では3人で「Raspberry」を披露した。

同コンサートは1日も同所で行われ、ゲストには泉谷しげる、田島貴男が出演する。