元ラグビー日本代表主将の広瀬俊朗氏(40)が21日、東京・代々木公園で行われた「PEACE DAY2022」のトークステージに登壇し、ビールにまつわるラグビー文化を明かした。

同イベントは、9月21日の「国際平和の日(ピースデー)」にあわせて開催された。ラグビーは「ノーサイド」の文化があり、試合後はお互いの健闘をたたえ合う精神が尊重されているスポーツ。19年に日本で開催されたW杯の際は「南アフリカの国歌を歌っておもてなしをしていた」と振り返り、ステージ上で同国の国歌を斉唱した。他の出場国の国歌も歌えると明かし、「みんな一生懸命という前提に立つことが大切」と話した。

ラグビー文化の例として、ビールを飲む時のマナーにも言及。「海外に行くと、みんな左手でお酒を飲むんですよ」と切り出し、「握手をする右手を冷やしてはいけないという意味なんです」と理由を説明した。

広瀬は16年に現役引退し、19年3月に「株式会社HiRAKU」を設立。同社の代表取締役として、規格外野菜の利活用や学生アスリートへの支援などに尽力してきた。イベント会場を訪れた300人の来場者へは、「1つの行動で社会は大きく変わります。自分の夢が、誰かの夢になることもある」とメッセージを送った。

トークステージには、青年版ダボス会議日本代表の平原依文氏も登壇した。