HKT48矢吹奈子(21)が16日、千葉・幕張メッセで行われた11周年記念ライブ「未来へのメッセージ」のアンコールで、グループ卒業を、涙ながらに発表した。卒業後も芸能活動は継続し、本格的に女優業に専念。次のシングル(発売未定)が最後の活動となり、来春には卒業コンサートも予定しているという。

卒業発表のスピーチ全文は次の通り。

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私、矢吹奈子はHKT48を卒業します。

突然の発表で驚かせてしまってすいません。小学6年生でHKT48に入って、ずっと先輩方の背中を見ながら追い掛けていたんですけど、時間が過ぎていって、どんどんメンバーも卒業していって、自分が先輩の立場になって周りを見た時に、本当に頼れる後輩がたくさんいたり、これからもどんどん成長するだろうし、これからのHKT48を任せられる、みんななら大丈夫だって思えるようになりました。みんななら大丈夫って、信じています。

そして、これからの話になるんですけど、9年間アイドル活動と個人のお仕事をさせていただく中で、新たな夢を見つけることができました。それは人に届くような女優になることです。去年、ドラマに出演させていただいて、作品だったり、役と向き合うことの楽しさを知れたり、お芝居することが好きだなって気が付きました。本当に長い道のりになるかもしれないけど、女優として名を残せるような人になるくらい、努力していきたいと思います。

今まではファンの方だったり、周りの方々に支えてもらってアイドルをしてきたけど、これからは外に出て、また一から勉強して、研究して、女優という夢を追い掛けたいと思います。

本当に簡単なことではないと思うし、だからこそ本気で向き合いたいと思って、卒業を選びました。次のシングルが私にとって最後のシングルとなります。卒業コンサートも来年の春ごろに開催させていただく予定です。

卒業までの半年間は、メンバーともっともっと思い出を作っていきたいなって思うし、まだまだ伝えられることもあると思うので、限られた時間を有意義なものにしたいと思っています。そして、ファンの方からいただいたたくさんの愛にお返しできるように、残りの時間を精いっぱい、“アイドル矢吹奈子”として過ごしたいなって思います。これからも応援してもらえたらと思いますし、これからのHKT48もずっとずっと愛してもらえたらと思います。

皆さん、最後まで私のアイドル姿を目に焼き付けてくださいね!