爆笑問題の太田光(57)が23日、司会を務めるTBS系情報番組「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)で、19日に81歳で亡くなったザ・ドリフターズの仲本工事さんを追悼した。

太田は「何回か、お会いして。画面通りのおだやかな人で」と人柄を語り、その後に、フジテレビ系子供向け番組「ポンキッキーズ」で始まった爆笑問題がネズミのかぶりもの姿で行うコント「爆チュー問題」は、仲本さんのネタがヒントだったと明かした。

「僕らは『爆チュー問題』っていう、ネズミのコントをやってるんですけど。『ドリフ大爆笑』の中で、仲本さんといかりや(長介)さんが『バカ兄弟』っていうネタをやってたんですよ。2人とも何も知らないんですけど、いかりやさんが何も知らないお兄さんなんだけど、何も知らない弟に教えるっていう、ものすごくシュールなネタで。子供ウケはしないんだけど、僕は一番好きだったネタなんです」と振り返った。

太田は「ポンキッキーズという番組が始まるとき、我々に何かやってくれと言われた時に、あれをやりたい、って言ったんですよ。知らない人が知らない人に何か教える」と明かすと、「仲本さんに言ったらすごく喜んでくれて。『実は僕もあれが一番好きなコントだった』と(言っていた)。そういう意味では仲本さんは、シャープな、コメディーに関してはすごく鋭い人だった」としのんだ。