テレビ朝日報道局員の玉川徹氏(59)が、新型コロナウイルスに感染したことが分かった。17日、玉川氏が出演する予定だった同局系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、司会のフリーアナウンサー羽鳥慎一が明かした。

同番組はこの日、新型コロナウイルス「第8波」への懸念に関する企画を放送。企画に入る前に羽鳥アナは「今日、玉川さんがこのパネルコーナーで取材したやつを報告するはずだったんですけが、何と昨日、熱が出まして、PCR検査をしたら陽性でした」と報告した。「あの玉川さんが感染する。本当に誰が感染してもおかしくないと思っていたんですが、(現在の感染拡大の現実は)本当にそういう状況なんだ」と、驚きを隠せない様子で語った。

玉川氏は同番組に連日出演していたころから、感染防止に相当心を砕いていることを明かしていた。そんな経緯もあってか、羽鳥アナは「日本でもトップクラスに気をつけていた人(玉川氏)が感染する。本当に気をつけたほうがいいと思います」と、警鐘を鳴らした。

また、木曜コメンテーターの石山アンジュ氏も「本当に気をつけられていましたものね…」とコメント。同じく木曜コメンテーターの除東輝氏は「玉川さんでも(新型コロナに)かかるんだということが、ひしひしと危機意識を高めさせてくれました」と、語った。

同番組のツイッターは前日の16日に「東京新型コロナ感染者連日1万人超、フライング忘年会も」と企画内容を告知。「玉川取材 検査方針変更の影響は?」と、玉川氏の解説を予定していることを告知しており、羽鳥アナは「玉川さんは、今日本当は出ることになっていたんですが、お休みになってしまいました」と、重ねて説明した。

玉川氏は、安倍晋三元首相の国葬に関する事実誤認発言で処分を受けた後、今後は現場で取材した内容をスタジオで報告する形での出演もあるとしていた。今月10日には、「インバウンド」をテーマに成田空港や都内で取材した内容を、スタジオで報告していた。