俳優吉沢亮(28)主演フジテレビ系連続ドラマ「PICU(ピーアイシーユー) 小児集中治療室」(月曜午後9時)の第9話が5日に放送され、平均世帯視聴率が8・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが6日、分かった。

初回から10・3%、7・5%、9・2%、9・1%、7・5%、8・4%、8・3%、8・4%だった。

平均個人視聴率は5・0%だった。初回から6・1%、4・3%、5・3%、5・2%、4・3%、4・9%、4・7%、4・9%だった。

吉沢のドラマ出演は、昨年主演したNHK大河「青天を衝け」以来。PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で小児専門の集中治療室。15歳以下の子供を対象の“子供のためのICU”だ。吉沢が演じるのは北海道で生まれ育った、27歳の駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)。幼いころに父親を亡くし、母親の南(大竹しのぶ)に女手ひとつで育てられた。丘珠病院に新設されたPICUに異動を命じられ、科長で小児集中治療のパイオニア植野元(安田顕)と出会った。

第9話では、しこちゃん先生こと武四郎は、膵臓(すいぞう)がんの治療を拒否している母・南に「俺が諦められる時間をください。母ちゃんと離れる覚悟ができるための時間を」と言って頭を下げ、一度、東京の病院で検査を受けることに同意してもらう。

羽田空港に降り立った武四郎と南が向かったのは、丘珠病院のPICU科長・植野から紹介してもらった東京中央記念病院の腫瘍内科医・原口のもとだった。そこで南はいくつかの検査を受ける。診察を終えた後、武四郎は、原口医師から南の検査の結果を聞かされた。