NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の静御前役で話題になった女優石橋静河(28)が12月30日にNHK BSプレミアムで放送する「池波正太郎生誕100年 BS特集時代劇『まんぞく まんぞく』」で主人公の女性剣士役を演じ、殺陣に初挑戦する。
今年は「鎌倉殿-」のほかにも5月にもNHKで「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ『見失った表情』」で主演を務めるなど、飛躍の年となった。この1年を「何かすごくいろんなことがあったなっていう感じの1年でしたね」としみじみ振り返った。
さらに「やっぱり自分はそう意識してないつもりでも、やっぱり30歳って女の人も男の人も大きいことだと思うんですよ。30歳に近づいているって『もう容赦なく大人じゃん』みたいな。それをやっぱり少しずつ感じるようになってきて、20代の前半よりもいろんなことがもっと視野を広く見られるようになってきた。仕事も慣れてきた部分があって、でも全部わかってるわけじゃないし、まだ学ばなきゃいけないことたくさんあるしっていう、何か中途半端な立ち位置にいる年齢だなって感じるんですけど、そういう意味で年齢とか今の自分の位置みたいなことをやっぱり意識するっていう、自分は意識してない方だと思うんですけどね。それでも考えるっていうのは今年すごく感じましたね。でも、感じているからといって何かを急いでるわけじゃないんですけど、すごく自分の好きなことをしたりだとか、何かいろんなことを考えました」と続けた。
さまざまなことを考えるようになったのは、7月に28歳を迎えてからだという。「『もうすぐ生まれて30年たつんだ』みたいな、それがいい悪いとかじゃなくて、何か実感がより強くなった。やっぱり何か20代の前半と明らかに自分が見えてる世界が違うから、なんかそれでちょっと前よりも視野が広くなってきたなって思って、それによって、今までは見えてなかったから良かったことが、いろんなことが見えるようになって、『これはどうなんだろう』『あれはどうなんだろう』っていろんなことが気になってきちゃうっていう。なんか別にそれがいいわけでも悪いわけでもないんですけどそういうことを感じるようになりましたね」。
来年は2月から木ノ下歌舞伎「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」にも挑戦するなど、活躍は広がるばかりだが、「仕事に関してはあんまり具体的に考えたことはないけど、うーんなんだろうな」と考え込み「もっと料理したいですね。ははは」と笑った。
「仕事はもちろんやるんですけど、なんかやっぱりご飯作る時間とかって『仕事』『仕事』ってなって、それを進めるための効率ってなったときに今まで省かれがちだったんですけど、それをなるべくなくしていきたいっていうか。単純にやっぱり最近なんか、だしっておいしいなってなって。大人になったんだなって思うんですけど(笑い)。この食べ物からこんなおいしいだしが出る? みたいな、ものすごい感動で、そういうことをかけ合わせておいしいものできたら楽しいじゃないですか、いろいろ発見があって。そういう楽しいお料理体験したいですね」。
どんなだしが好きなのか問うと、「自分では作れないですけど、透き通るようなだしはおいしいですよね」といい「(来年は)いいだしを出していきましょう」と笑顔で意気込んだ。
同作は、池波氏の同名歴史小説の映像化。ひたすら剣の道に励み「私を剣で打ち負かすような男が現れない限り、結婚しない」と公言していたヒロインが、1人の若者と出会い、結婚を決意するまでの家族愛に包まれた温かい物語。(終わり)



