NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の20日に放送された第76話の平均世帯視聴率が16・2%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・1%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、めぐみ(永作博美)は、土地と工場を投資家に買ってもらったことを社員に伝え、その購入者に家賃を払うことで工場を続けていくことにしたと報告する。その投資家とは悠人(横山裕)だった。めぐみは舞(福原遥)に、これまでは従業員とその家族の生活に責任があったが、これからは投資をしてくれた悠人にも責任が生まれたと話す。工場では従業員の奮闘で試作品のネジが合格となり、大量注文を受ける。結城章(葵揚)もIWAKURAに戻ってくる。

五島では朝陽(又野暁仁)が学校に通えるようになり、貴司(赤楚衛二)は東大阪に帰ってくる。古本屋・デラシネの店主・八木(又吉直樹)が現れ、貴司に店の鍵を渡し「任せた」と伝える。