1970年代に活躍し「好きよキャプテン」などのヒット曲で知られる、双子女性デュオ、ザ・リリーズの妹の燕真由美(つばめ・まゆみ)さんが24日、亡くなった。62歳だった。関係者によると近年、脳腫瘍と診断され闘病していた。葬儀・告別式は近親者による密葬で営む。

真由美さんは昨年5月に日本歌手協会主催「歌の祭典」に姉の奈緒美と出演。立った状態で「好きよキャプテン」を歌唱していたが、その後のコンサートでは車いすで出演することもあった。最近では容体が悪化したため公演などにも出演していなかった。

リリーズは、同じ双子デュオ、ザ・ピーナッツの後継として1975年(昭50)に14歳でデビュー。2曲目のシングル「好きよキャプテン」がヒットし、スターダムをのし上がった。奈緒美の結婚と出産で一時活動休止。約20年のブランクを経て、05年に活動を再開した。

2014年以降は西城秀樹さん、あべ静江、小川知子らが参加した「同窓会コンサート」に出演。17年には岩見沢や帯広、釧路で開催されることから、夕張出身のリリーズが日刊スポーツの北海道本社を訪れ、ライブをPRした。