笑福亭鶴瓶(71)が22日、公式サイトで、急性大動脈解離のため、22日午前に66歳で急死した弟子の笑福亭笑瓶さんへの追悼のコメントを発表した。

「師弟関係を結んだのは僕が29歳で笑瓶が24歳。師弟関係というよりも、信頼のおける親友のようでした。一番僕のそばにいて、全ての事に気のつく男ですごく彼がいて助かりました」

笑瓶さんは、1980年(昭55)に大阪芸大芸術学部文芸学科卒業後、鶴瓶がMCを務める毎日放送のラジオ番組「MBSヤングタウン」などのトークを聴き、翌81年9月に一番弟子となった。付き人として送迎も行い、タレント修行を続ける中、鶴瓶も同局のテレビ番組「突然ガバチョ!」「ヤングタウン土曜日」のレギュラーに抜てきした。

笑瓶さんは、関西で揺るぎない人気を得ると、1987年(昭62)に東京に拠点を移し、日本テレビ系「鶴ちゃんのぷっつん5」のウィッキーさん役、フジテレビ系「ものまね王座決定戦」の「魔法使いサリー」のよしこちゃんのものまねで中高生から絶大な人気を得た。

鶴瓶は「僕より先に逝くとは思いませんでした。すごくええ顔して旅立って行きました。最期に顔見れてよかったです。お疲れ様でした」と、笑瓶さんと最後の別れが出来たことを示唆した。