今泉力哉監督(42)が23日、東京・新宿武蔵野館で行われた有村架純(30)主演のNetflix映画「ちひろさん」(今泉力哉監督)初日舞台あいさつで、劇場公開版に付けた特典映像について、自ら「余計なものだった説がある」と言及し、客席を沸かせた。
「ちひろさん」は、この日午後5時からNetflixで全世界配信されるほか東京2館、名古屋、大阪でそれぞれ1館と、全国4館の劇場で封切られた。今泉監督は「(配信と)公開が同時なので、Netflixさんにもその辺、お話を聞いていただいて、劇場でやる用特典映像がエンドロールについていたかと思います。2~3分のシーンがある」と、劇場公開版に特典映像がついていると説明した。
その直後に「気になった方には、見ていただけたらと思うんですけど…これが、ですね、試写で通して見た時に、思った以上に、良い映画になっていて」と完成版の仕上がりが想像を上回ったと言及。その上で「エンドロールでも十分、満足していた。おまけ映像が余計なものだった説がある。俺が言うのも何ですけど、エンドロールで全然、余韻に浸れていた」と自ら特典映像の存在に、わずかばかりの疑問を呈した。
ただ、ちょっと言いすぎたと思ったのか「どういうことかも含めて、映画館に来て欲しい。自分で見ていて、いるのかな? と…と言うと、Netflixで満足みたいになっちゃうんで。俺が言っちゃうのも何なんですけど」と苦笑い。有村は「それこそ、今泉さんっぽいシーンでした」と笑顔でフォローした。
今泉監督は、劇場公開版の特典映像について「撮っている時、まぁまぁ、遅い時間になっていて。俺が、ギョーザとかに、こだわりすぎて…これ、本当に世に出るよな? と思いながら撮っていた」と、映像にギョーザが登場すると明かした。そして「このシーン、これで世に出なかったら、ギョーザに永遠にこだわって撮っていたな」と笑った。
一方、有村は、司会から映画と動画配信作品に出演する際の違いがあるか問われると「演じる上ではNetflixだから映画だからと分けていない」と即答。「劇場は非日常を味わえる場所、映画館に行くという楽しみを味わえる場所で特別な2時間を過ごせると思う。Netflixは何回も見られる、好きな時に(作品と)会える楽しみもあると思います」と映画館、配信。それぞれの楽しみ方の違いを指摘した。
舞台あいさつの最後に、今泉監督は「Netflix用とスクリーン用で、色も音も調整させてもらったりしました。1人でも多くの人に届けば良いと思っています」と、Netflix配信版、劇場公開版双方の鑑賞を呼びかけた。



