元乃木坂46の女優白石麻衣(30)が、4月10日からスタートするフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時、初回30分拡大)に出演することが5日、分かった。

主演の木村拓哉(50)とは初共演となり「お芝居で共演するのは初めてなので緊張します。間近で木村さんのお芝居を見ることができるのはなかなかない機会ですので、現場でいろいろと学びながらついていこうと思っています」と語った。同局看板枠「月9」からのオファーには「びっくりしましたし、“私ですか?”と思いました。SPドラマとして放送された『教場』は一視聴者として見ていたので、出演する側としてお声がけいただけたのは素直にうれしかったです」と話した。

今作で刑事役に初挑戦。木村演じる主人公の刑事指導官・風間公親とバディを組む新人刑事の鐘羅路子(かねら・みちこ)を演じる。「刑事としての所作や決まり事があると思いますので、刑事としてご覧いただけるように、立ち振る舞いなどからしっかりと演じたいです」。役作りのために、ロングヘアをカットしてイメチェンを図った。「髪を20センチ以上バッサリ切りました! デビューして以来、ここまで短い髪というのは初めてです。初の刑事役はいろいろな意味で演じるのが楽しみです」と意気込んだ。

鐘羅は敏腕ながら、自身が交際する男性との関係に問題を抱えており、それを風間に知られてはいけない理由があった。「とにかく私生活と仕事のギャップがすごくある人です(笑い)。仕事には真面目に向き合っていますが、私生活では交際している男性との関係に問題を抱えていたり。しかし、そういう人だからこそ、事件の犯人についてわかることがあったり。“女の勘”のようなものを持っているところが魅力のひとつです」。続けて「風間さんと話している時も、いたって真面目ではありますが、固くなりすぎず、柔らかい口調が出たり。そこは親しみを持っていただきやすいキャラクターだと思います」と役柄を分析した。

出演が決定している新垣結衣、北村匠海、染谷将太とともに「風間道場」で学ぶ。「今までの『教場』とはガラッと変わって、また違う色の作品になると思います。見てくださるみなさんも驚かれるかもしれませんが、楽しんで見ていただけるお話がたくさん詰まっています。風間指導官の一言一言には重みがあって、私自身に刺さる言葉もたくさんあります。そんな指導官と指導を受けている新人刑事たちがどう事件を解決して行くのか? どんな推理をするのだろう? と、楽しみながらご覧いただけたらと思います」と語った。

◆「風間公親-教場0-」 フジテレビで20、21年に新春SPドラマとして放送された「教場」シリーズを連ドラ化。原作は13年の「週刊文春ミステリーベスト10」第1位を獲得した長岡弘樹氏の「教場」。警察小説の新境地としてシリーズ累計110万部突破のベストセラーとなり、映像化が待ち望まれてきた作品。

今作は「教場」「教場2」で風間が教官として警察学校に赴任する以前、“刑事指導官”として新人刑事の教育していた時代を描く。「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。