漫画家の小林よしのり氏が14日、ブログを更新。新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールが緩和されても多くの人々がマスクを外していない状況を受け、「日本人はもう個人で考えて決定する力を失っている」と指摘した。

小林氏は、13日にマスク着用が「個人の判断」に変更されるも、「昨日は京都でも東京でもマスクを外している人がほとんどいなかった」と、ビジネス街などではマスク姿で通勤する人が多く見られたことに触れ、「日本人はもう個人で考えて決定する力を失っている」と私見を述べた。

続けて「世界中の人々が自分の判断でノーマスクになっているのを見ても、日本人はマスクを外せない。グローバリズムなんて言葉が流行っていたが、日本人は我が道を行くで、マスク民族と化している。これはナショナリズム(国民主義)ではない。世間主義なのだ!」と持論を展開。「WBCの観客席を見ても、他国の試合ではノーマスクだが、日本の試合の観客はマスクを外せない。自分の周囲の目を気にして、マスクを外せない。日本人は非常に特殊な国民であることが判明した」とつづった。