テレビ朝日早河洋会長の定例会見が28日、東京・六本木の同局で行われ、22日に生中継したWBC決勝アメリカ戦を特番として再放送したTBSの対応についてコメントした。

同局は日本代表が優勝を飾った決勝アメリカ戦の中継を担当。午前帯の放送だったが、TBSが同日のゴールデン帯に再放送する異例の対応が取られていた。

早河会長は「WBCはテレビ朝日とTBSが放送権を分け合っている形」と説明。「(中継する試合の)バランスを取るために合意したのがリピート権。準決勝、決勝のリピート権はTBSにしましょうと合意に達した。決勝をテレ朝がやって、ゴールデンタイムにTBSがやるのは不自然な形に見えるけれど、契約上で納得している」と話した。

アメリカ戦の平均世帯視聴率はテレ朝の生中継で42・2%、TBSの再放送でも22・2%を記録しており、「(再放送の視聴率が)半分を取るというのは、決勝がいかにドラマチックだったかということ。TBSさんも喜ばれたと思う」と語った。