俳優木村拓哉(50)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時)の第4話が1日に放送され、平均世帯視聴率が9・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが2日、分かった。第1話から12・1%、10・7%、9・8%だった。平均個人視聴率は5・8%。第1話から7・2%、6・6%、5・7%だった。

木村の同局看板枠「月9」での主演は、14年「HERO 第2シーズン」以来9年ぶりで、歴代最多を更新する11度目の登場。今作はフジテレビ開局65周年特別企画となる。

木村は、長岡弘樹氏の「教場」シリーズをドラマ化した新春スペシャルの20年「教場」、21年「教場2」で、冷徹“最恐”の教官・風間公親役を熱演。今作は風間が教官として警察学校に赴任する以前、「刑事指導官」として新人刑事の教育していた時代の「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」を舞台に描く。「教場」ではなく「風間道場」という新たな舞台で、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかとなる。バディ役の刑事として、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が出演する。

第3話では、県警本部捜査一課の刑事指導官・風間が以前逮捕した殺人犯が出所後、事務員の伊上幸葉(堀田真由)に接触し、彼女のカバンに、犯人が当時凶器として使っていた千枚通しを入れた。第4話では、風間から指導を受けている新人刑事の隼田聖子(新垣結衣)は、幸葉が怖がっていることを風間に伝える。風間は、自宅周辺を警備させていること、そして念のためほかの部署に移ってもらうことを幸葉に告げる。

ある日、人気工芸家の浦真幹夫(淵上泰史)が、自宅のリビングで死体となって発見される。風間と隼田は現場へと向かう。遺体は腐敗が進んでおり、死後4日ほど経過しているようだった。

風間から所見を求められた隼田は、遺体の頭部にある傷が真横よりやや正面についていることから、向き合っているときに殴られたものと判断し、顔見知りの犯行だと返す。ほどなく、隣の家に住む小学生から、浦真家から女性が出てくるところを目撃したという証言が得られた。また、浦真にはラウラというイタリア人の婚約者がいた。浦真はラウラに「ベビー用品を買いに行こう」というメールを送っていたが、彼女は妊娠していないらしい。

一方、事件の直前と思われる時間に、道路のNシステムに浦真の車が記録されていた。助手席に同乗していたのは、19歳の大学生・萱場千寿留(生見愛瑠)だった。隼田は、風間とともに千寿瑠のアパートを訪ねる。