18年5月末から無期限で活動を休止していた俳優坂口憲二(47)が、8日放送の木村拓哉(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時)の第5話に登場した。

坂口にとっては14年の同系ドラマ「続・最後から二番目の恋」以来、9年ぶりのドラマ出演。木村との共演は04年1月期の「月9」で放送された「プライド」以来、19年ぶりとなった。

今作で坂口が演じる刑事・柳沢浩二(やなぎさわ・こうじ)は、木村演じる風間の所轄署時代の後輩。風間が新人刑事とバディを組んで捜査をする裏で、柳沢は“とある事件”について情報収集していて、決して表には出ない風間の“裏のバディ”として暗躍する。 第5話では最終盤に登場した。車の中に待機していた坂口演じる柳沢は風間から「まだ見つからないのか?」と声をかけられ「足取りはつかめません。手がかりを見つけてもすぐ消えてしまうんです。幽霊のように」と返答。風間からさらに「ヤツは近くにいるぞ」と言われ「トザキを必ず」と言って画面は切り替わり、柳沢が持っていたとみられる「千枚通し」が大写しになった。トザキはドラマの鍵を握る「千枚通し」と大きなかかわりがあるとみられる。

坂口の出演でSNSは沸いた。ツイッターでは同時間帯には「坂口憲二」がトレンド入りした。「坂口さん復帰おめでとう!」「きゃ~~~~~坂口さ~~~ん!!」「坂口憲二! かっけぇままだ」「坂口憲二さん渋くてかっこえぇなー」などと書き込まれていた。

坂口は18年3月、厚生労働省指定の特定疾患「特発性大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)症」を発症し、無期限で芸能活動を休止。活動休止中はコーヒーの焙煎(ばいせん)士として、自身のSNSを中心に元気な姿を発信していた。昨年、3月24日に放送された同局系「開店!有名人デパート~春の私物大セール3時間SP~」では、自身が手がけるコーヒースタンド「ザ ライジングサンコーヒー」をテレビで初公開し、話題を呼んだ。

◆坂口憲二(さかぐち・けんじ)本名同じ。1975年(昭50)11月8日、東京生まれ。東海大ハワイ校卒。モデルを経て99年テレビ朝日系ドラマ「ベストフレンド」で俳優デビュー。代表作にフジテレビ系主演連ドラ「医龍」シリーズなど。父は元プロレスラー坂口征二氏、兄は総合格闘家の坂口征夫。趣味はサーフィン。柔道2段。家族は妻と2男。