井ノ原快彦が主演するテレビ朝日系ドラマ「特捜9 season6」(水曜午後9時)の第6話が10日に放送され、平均世帯視聴率が9・6%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・6%だった。

前回の世帯は10・0%、個人は5・7%。

18年にスタートした人気シリーズの第6弾。井ノ原演じる特捜班主任の浅輪直樹を中心に、個性派刑事が難事件解決に挑む。

◆第6話のあらすじ

人気洋食店の店主・今井信彦(大堀こういち)が調理場で頭部から血を流して殺害されているのが発見され、浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が臨場する。鍋の中には煮込み途中らしいビーフシチューが残されており、仕込みの最中に何者かに襲われたものと思われた。

今井は味に厳しい職人気質の料理人で、妻亡きあと、息子の安彦(山口貴也)と2人で店を切り盛りしていたが、5年前に父子は激しく衝突。仲たがいした末に、安彦は出て行ったという。

そして3年ほど前からは、岸川恭弥(山口大地)という従業員が今井を手伝ってきたが、店の看板メニューであるビーフシチューに関しては今井が工程のすべてを担当。直樹は現場に未開封の野菜ジュースのパックが置いてあったことを不思議に思うが、岸川もなぜかはわからないという。

ところが、現場の遺留指紋を照合したところ、衝撃の事実が判明する。なんと岸川は未成年だった10年前、強盗致死事件を起こし、少年院に送致された過去を持っていたのだ。

しかも殺された今井が3週間前、800万円という大金を預金からおろしていた事実が浮上。もしや、岸川が金銭目的で殺害したのか…? そんな中、直樹は岸川の靴が泥で汚れていることに気づく。