元プロレスラー・格闘家でRIZINキャプテンの高田延彦(61)が23日、東京・丸の内ピカデリーで行われた、神木隆之介(30)の主演映画「大名倒産」(前田哲監督)初日舞台あいさつに登壇した。

トークの中で、リニア中央新幹線の工事が静岡県が着工を認めていないことから、JR東海が目標とする27年の開業が困難な現状について、持論を展開した。

神木演じる松平小四郎が越後・丹生山藩のサケ売りだったが、父から徳川家康の血を引く大名の跡継ぎだと告げられ、職業、立場が激変する物語にちなみ、俳優陣に、もし違う職業を選んでいたら? と質問が出た。神木が「車掌さん。電車好きなので…」と答え、杉咲花(25)が「花屋さん」、松山ケンイチ(38)が「撮り鉄」、佐藤浩市(62)が「お弁当、売ります」、宮崎あおい(37)が「文房具をデザインして作る人。新幹線のデザインのペンを作ります」、小手伸也(49)が「電車のグッズを売るコールセンターに勤めていたことがあった。そこの偉い人」と、鉄道繋がりで話が続いていった。

その中、指名された高田は「妻(向井亜紀)にも言っていないんですけど…リニアモーターカーの運転士になりたいなと。もう1回、やり直すことが出来ればなと、ちょちょい考えていましたね。まさか、こういう場面で皆さんにお伝えできると思わなかった」と、リニアモーターカーの運転士を夢見ていたと明かした。

その流れの中で「でも、今、静岡で工事、止められているんだよね? 静岡のどこかの知事さんに理解してもらい工事、進めて欲しい」と訴えた。リニア中央新幹線の工事については、静岡県の川勝平太知事が、トンネル工事による大井川流域の水資源、生態系への影響などの問題を解決するまで県内の工事の着工を認めない方針を示している。 今年5月には、山梨県内で行われるボーリング調査をめぐり、静岡県がJR東海に掘削しないよう求める文書を出したことに山梨県の長崎幸太郎知事が不快感を示し、川勝知事が釈明。ただ、同31日にリニア中央新幹線の開業に向け沿線の都府県で作る、建設促進期成同盟会総会の席上で、川勝知事はリニアに賛成の意思を示したものの、工事のための調査の継続については、長崎知事はじめ出席した自民党議員の大半が賛同も、拒否するなど、いまだ先が見えず、JR東海は静岡県が着工を認めていないことから目標とする27年開業は困難としている。

高田は、小四郎が現代のお金で100億もの借金返済を求められた物語にちなみ、もし100億円を手にしたら? と聞かれると「聞くだけ野暮でしょ? リニアのトンネル、投資しますよ。寄付します」と、リニア中央新幹線の工事推進に前向きな姿勢を見せた。

小四郎の兄・喜三郎を演じた桜田通(31)は「タクシーの運転手でも…運転、好きなので、神木さんの運転手をします」と答え、観客を笑わせた。