体調不良により休業していたタレントで前参院議員の水道橋博士(60)が10日、自身のYouTubeチャンネルに約10カ月ぶりに出演。活動再開を報告し、近況を伝えた。

活動再開を発表してから初めてのメディア出演となり、映画評論家の町山智浩氏とのリモート対談で「ご無沙汰してます町山さん。YouTube再開することになりまして」とあいさつ。体調を尋ねられ「元気は元気なんですけど、人としゃべり慣れてないんですよね。久々のお仕事。YouTubeは10カ月ぶりくらいで、その間は基本的に人と会ってないんで。家に居て、夕方プールに行って」と近況を報告した。

また、カメラに向けて「合わせる顔もないぐらい申し訳なくて。有権者の皆様に申し訳ないですし、支持者の方、れいわ新選組に投票してくださった方、僕の名前を書いてくださった方もそうですし、選挙、民主主義に関わることをされてる方にも病気とはいえ申し訳ないことになり、特にれいわのボランティアの方、僕は心を打たれたので残念で申し訳なく思っています。あと、事務所、相方、家族などにも迷惑をかけました。国会議員、参議院議員になるということは大きなことなので、それを自分の都合で辞めざるを得なくなるのは申し訳なかった」と各方面に謝罪した。

続けて「病気で辞めることになったので公式に発言ができてなく、さまざまな事情についても説明もしていない。僕自身には説明責任があると思ってる」とし、議員を辞職するに至った経緯を説明。「各委員会が始まるところで僕の質問の時間もとられていたんですが、その時に割りと精神的に追い詰められて、“脳の容量オーバー”になったみたいな感じで。以前にもなったことがあるので、ああこれはもうこれ以上できないなって思った。死んでわびたいくらいの気持ちになった」と当時の心境を明かし、山本太郎代表に「辞めさせていただきたい」と願い出たと振り返った。

また、この日はツイッターも更新。自身がインタビューに応じた昨年1月公開の記事を紹介するとともに、「この後、国会議員に当選して再び鬱になってタレント議員の最短記録で辞職するなんて、人生のハイライトとどん底は続くものだねー。(しみじみ……)」と自虐まじりにつづった。