赤楚衛二(29)が1日、都内で行われた主演のNetflix映画「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」(石田雄介監督、3日から世界配信)上映イベントのトーク中に「ネタバレ、ダメなんで、ピーしか言えない」と“ピー”を連発した。

「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」は、麻生羽呂、高田康太郎両氏による同名漫画の実写化作品。赤楚は劇中で、ブラック企業に勤める天道輝(アキラ)を演じた。北村一輝(54)演じる過度な精神的不可をかける上司・小杉権蔵からパワハラを受ける中、町がゾンビにあふれたものの、かえって出社しなくていいと喜ぶ会社員という役どころだ。

赤楚はトークの中で、気を付けて演じた点を聞かれ「ピーゾンビと、ピーすると、ピーとなってピーになる」などと語った。北村と、三日月閑役の白石麻衣(30)から口々に「分からない」とツッコまれると「僕も何、言っているか全然。分からない」と笑った。一方、白石が「サメゾンビと対決する時は真剣に、楽しむところは楽しんだ」などと具体的に説明すると、言って良いんだ? というような顔をして驚いた。

撮影について聞かれると、赤楚は「ゾンビがメチャクチャ、リアルで存在するんだと思った」と率直な感想を口にした。さらに「目が見えないから、眼球を動かすなというオーダーから始まったり、意思がないから転んでも手をつかないとか、意思のあることを全部、排除した」と、石田雄介監督の妥協のない“ゾンビ演出”を明かした。赤楚に続いた北村は「ゾンビ、作りものなんですよ。ケガするから、アクション部の人が入っていて…速すぎて逃げ切れない。運動神経のいい人しかいない。もう少し、押さえてくれませんかと。すぐ捕まって、すぐやられて映画が終わっちゃう」と、ゾンビを演じたアクション俳優たちの身体能力の高さに舌を巻いたと振り返った。

トークの中で、俳優陣に観客からの質問が投げかけられた。赤楚には、コロナ禍の中、続いた在宅勤務から解放して欲しいとの声とともに解消法を問う質問が出た。赤楚は、演じたアキラが出社しない中「部屋の大掃除をする」、「べランピングをする」など、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」をリスト化し、ひとつずつ実現していく物語を踏まえ「これ簡単。会社に行かなくて良いポジティブな気持ちで過ごす、逆転の発想を踏まえ、お家を会社風にする」と即答。「デスク買って、ベッドを捨てたら、もう会社ですよ。会社、行かなくても家が会社!」と、自宅を会社風に改造することを強烈に勧めた。

一方、赤楚演じるアキラの親友ケンチョこと竜崎憲一朗を演じた栁俊太郎(32)には、自宅に本が増えすぎ、山積みの本から解放されたいとの声が寄せられた。栁は「本棚を買うと狭くなるじゃないですか? 壁に貼ればいいんじゃないですか? 僕はレコードとか好きで結構、パンパンになっている。夜、バーに行ったら、天井にレコードが貼っていて、それを見て格好良いと思った。それ、すれば良いんじゃないですか?」と答えた。