韓国の13人組男性グループ、SEVENTEENが日本で初のドラマ主題歌を担当することが20日、分かった。橋本環奈(24)主演のフジテレビ系ドラマ「トクメイ! 警視庁特別会計係」(月曜午後10時、10月スタート)を、新曲「今-明日 世界が終わっても-」で盛り上げる。

ドラマ側からのオファーを受け、初の主題歌が決定した。メンバーは「僕たちにとって日本で初めてのドラマの主題歌になりますが、光栄で感慨深いです。CARAT(ファンの通称)の皆さんにも楽しんで見てもらえるとうれしいです」と喜んだ。プロデューサーの近藤匡氏は「OKのお返事をいただいた時には、うれしいのあまり小躍りしたほどです」と大はしゃぎ。

楽曲には「この世に最後の日が来ても、君のために最後のダンスを踊ろう。大事にしたいのは、今だ」というメッセージが込められ、メンバーのWOOZI(26)が製作に参加した。23日に発売されるグループ初のベストアルバムに収録されるといい「毎週僕たちの歌声と共に、ドラマも楽しんでくださいね!」と呼びかけた。

ドラマは経費削減の“特別命令(トクメイ)”を背負って警察本庁から派遣された一円(橋本)が、経費削減に反対する刑事たちとぶつかりながらも事件を解決していく物語。主演の橋本は「日本のみならず世界的に活躍されていて、世界中にファンがいるすごく影響力のあるSEVENTEENの皆さん。そんな方々がドラマの主題歌を提供してくださると伺って本当に驚きました」。

言葉通り、同グループが4月に韓国で発売したミニアルバムは、K-POPアルバム初動販売量で歴代最高記録(当時)となる約455万枚を販売。日本では、来月の東京ドーム公演を皮切りに、5都市でドームツアーを行うなど桁違いの人気を誇る。橋本は「若い世代の方々だけでなく、さまざまな世代の方々から人気を集めるSEVENTEENの皆さんが作る主題歌がどのような曲になるかすごく楽しみです。SEVENTEENのファンの方々にも注目していただき、楽しんでもらえるドラマになるように一生懸命演じてゆきたいと思います」と意気込んだ。

◆SEVENTEEN(セブンティーン) 15年5月26日にミニアルバム「17CARAT」で韓国デビュー。「13人のメンバー+3つのチーム+1つのグループ=17」という意味が込められている。「VOCAL TEAM」「HIPHOP TEAM」「PERFORMANCE TEAM」の3チームで構成され、楽曲制作から振付に至までメンバー自らが携わっている。

16年8月に日本に初上陸し、18年上旬には10万人動員のコンサートツアーを開催し、同年5月に日本デビュー。昨年には、東名阪3都市で計6公演のドームツアーを開催し、計約27万人を動員した。11月には日本初EPを発売し、海外アーティストとしてはBTS以来のミリオンを達成した。昨年の「第64回日本レコード大賞」では「特別国際音楽賞」を受賞するなど、人気を博している。