漫画「ストップ!!ひばりくん!」などで知られる漫画家でイラストレーターの江口寿史氏が27日、X(旧ツイッター)を更新。自身のイラストを無許可でコピー使用したTシャツがネット販売されていることを受け、「高くてもコピー品でも欲しいと思う人の心情につけこんでチンケな商売する輩は滅びればいい」と、怒りをあらわにした。

江口氏は、フォロワーから寄せられた「Amazonで販売されている数々のTシャツは正規品なのでしょうか?」との質問に答えるかたちで、ネット販売されている一部商品の画像を貼り付け、「『LECMY』だの『CHENSHU』だのショップ名が書いてあって安価で売ってるのは全てぼくの絵を無許可でコピーした海賊版です。ひどいのはイラスト集のページをそのままコピーしたのもあり」と説明。また、正規品ながら高額転売されている商品も紹介した。

自身の展示会や、コラボしたアパレルの通販サイト等で販売されている正規品の価格は5~6000円程度だといい、「高いと思われるかもしれないけど、全てぼく自身がデザインし、シャツのボディにもこだわって作っています。なぜならそれもぼくの作品のひとつなので」と、品質へのこだわりも説明。その上で、「たかがTシャツにそんな高い金出したくない、ニセモノでもペラペラでもTシャツなんか消耗品だから安物で全然かまわないという人はAmazonのコピー品買ってもいいんじゃないですかね。それはまったく個人の自由なので」としたが、「著作権侵害のコピー品作ってる業者に対してはなんらかの手はうつつもりですよ」と、違法な業者への対策を講じる意向を示した。

「ぼくは、転売ヤーが法外な高価で出すモノや、安価で粗悪なコピー品を『買う方も悪い』とは思いません。売る方が悪い。そこには愛もなんもないからです」と江口氏。「高くてもコピー品でも欲しいと思う人の心情につけこんでチンケな商売する輩は滅びればいい。おれの朝一番のうがいして吐いた水飲ますぞこの野郎!」と怒りをぶちまけた。