歌手のささきいさお(81)と作曲家の宮川彬良氏(62)が10日、都内で映画「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」4Kリマスター公開記念トークイベントに出席し、作品楽曲への思い出を語った。

同アニメの音楽を担当した故・宮川泰氏の息子で作曲家の宮川氏は、78年に公開された「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」で登場する音楽「白色彗星(すいせい)のテーマ」に当時高校生ながら、パイプオルガンで演奏に参加した。パイプオルガンを用いた同曲は当時話題になったが、宮川はレコーデイング当日に初めてパイプオルガンを弾いたという。「父親に『お前オルガン弾けるよな。来週に武蔵野音大で録音するから』と言われてれて行ったら、パイプオルガンだった。教授の方が足鍵盤はやってくださって、二人で連弾でやりました(笑い)何で僕が弾いたのか今でも分からない。教授の方がポップスは弾けないって言ったのかなあと」と振り返った。「多分、父も現場に行って初めてぼくが弾けないことに気付いたんだと思う。ここで話して皆さんの夢を打ち砕いてしまったかな」と苦笑いした。