元乃木坂46高山一実(29)のデビュー小説「トラペジウム」(KADOKAWA)のアニメーション映画化(24年5月10日公開)が決定したことが11日、分かった。

雑誌「ダ・ヴィンチ」に16年5月号から18年9月号まで連載した、アイドルを目指す少女の10年間を描いた青春小説。18年に単行本化され、アイドルが描くリアルな描写、共感度の高い内容が話題に。累計30万部を売り上げた。

高山は「自分の頭の中にあったものがこうして映画化にまで発展し、うれしい気持ち、気恥ずかしい気持ち、不安な気持ちといろいろな気持ちがあふれています」と心境を明かした。「小説とアニメ制作、全く別の難しさはありましたが、スタッフの皆さんにお力添えいただきながら長い期間にわたり制作に携わらせていただきました。やっと皆さんに観ていただけるということがすごく楽しみです」などとコメントを寄せた。

同映画では高山自身もシナリオ制作などに深く関わり、「ぼっち・ざ・ろっく!」「SPY×FAMILY」などを手がけたCloverWorksのスタッフとともに制作。同作の主人公・東ゆうを演じるのは新人ながらアニメ「逃げ上手の若君」の主人公・北条時行役に抜てきされた結川あさき。主題歌はMAISONdesが担当する。