元タレントおかもとまりさん(33)との結婚を11日に発表した埼玉・志木市議会議員の与儀大介氏(32)に対し、志木市議会が同日、辞職勧告決議を議決したことが、市のホームページで発表された。一方、与儀氏はSNSで、地方議会について「大した役割を果たしていない」とする主張を展開した。
与儀氏は議会に辞職勧告決議案が提出された経緯について「どうしても、もう一度猛省決議案を提出して欲しく、議会を冒涜し続けました(そしたらその上の辞職勧告決議案でした)」との意図があったことを説明。「僕自身、本当に地方議会の存在意義に疑問を呈しております。"権威性"を大事にしてるだけで大した役割を果たしていない地方議員がこんなに高額報酬を貰っている姿に、同じ立場として耐えられません」と理由を添えた。
その上で、8日に設立が受理された地域起業党を紹介し「共感してくれれば、その街は良くなり、広がれば国が良くなります」とコメント。同党の公約について「税金で出される議員報酬は"全額当選した自治体の問題解決"に直結する事業に全額投資する事を公約にし、物理的な地域貢献をお約束します」と記している。
市の記者発表資料で「与儀大介議員に対する辞職勧告決議について」と題した書面を公開し「本日、令和5年志木市議会12月定例会の一般質問に、与儀大介議員に対する辞職勧告決議案が提出され、議決しました」と報告された。
理由について、度重なる議会の欠席、その間にSNSで海外(タイ)でゴルフに行く姿を更新していたことなどをあげている。また、SNSに「大麻」、「デリヘル事業」「マリファナ」に関連した言動を発信したことも例にあげ、「所轄の朝霞警察署も大きな関心を持っている」と説明。「志木市議会に対する市民の信頼を著しく失墜させ、品位と権威を著しく傷つけたことによる社会的、道義的責任は極めて重く、志木市議会を汚したという事実は拭い難い」として、与儀氏に辞職を求めている。
▽与儀氏のSNSコメント
先ほど私に対する【辞職勧告決議案】を議会で提出されました。
まず市民の皆さんには"僕自身"が"卑怯な手"を使ってすみません、と陳謝します。
どうしても、もう一度猛省決議案を提出して欲しく、議会を冒涜し続けました(そしたらその上の辞職勧告決議案でした)
僕自身、本当に地方議会の存在意義に疑問を呈しております。
"権威性"を大事にしてるだけで大した役割を果たしていない地方議員がこんなに高額報酬を貰っている姿に、同じ立場として耐えられません。
「地方議員は必要で相応の価値がある」という意見には全国民を対象にしても受け答えが出来るほどの準備は出来ました。
今の日本を建て直すには抜本的な改革が必要だと考えています。
ただ、僕は総理大臣にはなれないし全国民を先導するほどの魅力は持ち合わせておりません。
価値がないものは価値がないと断じ、諦める事から生まれる価値があると信じています。
市民の2%ほどが僕に共感してくれれば、地域起業党から出馬する人間に2%が共感してくれれば、その街は良くなり、広がれば国が良くなります。