キングコングの西野亮廣(43)が19日、音声プラットフォーム「Voicy」を更新。自身とビートたけしらに関するデマをSNSで拡散され、弁護士に相談していることを明かした。

ことの発端は、作家でライターのシブヤメグミさんによるX(旧ツイッター)での投稿。シブヤさんによれば、自身が過去に観たテレビ番組で西野とタレント松村邦洋の住む部屋が紹介され、ネタのメモ書きなどが散らかった松村の部屋を西野がけなし、スタジオのビートたけしから叱られ罵倒されたという。しかし西野はそうした番組への出演や共演者たちとのやりとりも記憶になく、関連がありそうな過去の番組などをチェックするも見つからず。自身のXでシブヤさんに対し「僕自身、こういった番組に出演した記憶も無く、スタッフと共にリサーチしたところ、その記録も見当たらず……とても困っています。投稿を見るかぎり、やりとりは“ほぼ”一言一句覚えていらっしゃるようですが、『番組名をお忘れになられた』とのこと。本当に存在した番組なのでしょうか?回答いただけると助かります」と質問を送ったところ、その後シブヤさんは「私の軽率な投稿で多大なご迷惑をおかけ致しました。曖昧な記憶のまま、西野様のお名前を出してしまった事、謝罪します。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪し、当該投稿を削除していた。

しかし西野は、すでにデマ投稿が拡散され、多くのネットユーザーが閲覧したことを問題視し、弁護士に相談。自身のもとにも事実かどうかの問い合わせなどが寄せられているとし、「なかったことを証明するためにはめっちゃすごい量を調べなきゃいけない。それってめっちゃ時間を持っていかれるんですよ。年末のこの忙しいときにやめてくれ。これは本当に偽計業務妨害。ほんとに困った」と悲鳴をあげた。

当該投稿は削除されたものの「シブヤさんは100万人くらいにバーって自分のX(のポスト)を広げて自分の書籍を宣伝できたかもしれないけど、削除したからOKではなくて、『私の誤認でした、勘違いでした』と、あなたのフォロワーとかあなたが発信した人に、あなたから説明してよ」といった旨をシブヤさんにも伝えたが、それに対する反応はないという。

今回のようなデマ被害に、「こういうことが当たり前になってしまうのってめっちゃ大変。そんな“ゼロイチ”の捏造なんてこれからチャットGPTでいくらでもできるわけでしょ?それ、やられた側が“悪魔の証明”をしなければいけないっていうのって本当に大変」と西野。「弁護士を立ててちゃんとやり取りをさせて頂きますけれど、めちゃくちゃいろんなものが奪われたのは間違いない。自分の中で。精神削られたのもあるけど、何より時間をめっちゃ持っていかれた。被害者はずっとこんなことやらなきゃいけないの?」と疑問を投げかけ、シブヤさんに向けて「お聞きであれば、連絡ください。ちゃんと受け止めてほしい」と呼びかけた。