永野芽郁(24)が月9初主演を務めるフジテレビ系「君が心をくれたから」(月曜午後9時)の第1話が8日放送され、平均世帯視聴率が7・2%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・5%だった。

同局看板枠「月9」での第1話平均世帯視聴率の1ケタ発進は7月期「真夏のシンデレラ」の第1話6・9%、10月期「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」の第1話7・8%に続き3作連続となった。

今作は永野演じる過去の経験から自分に自信が持てない主人公・逢原雨が、山田裕貴(33)演じる朝野太陽のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。異国情緒あふれる幻想的な街・長崎が舞台となる。

▼第1話あらすじ

大雨の中、逢原雨(永野)が重傷を負った朝野太陽(山田)を抱きしめ、助けを呼んでいる。するとそこに“あの世からの案内人”を名乗る男・日下(斎藤工)が現れ、こう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」-。

2013年の長崎。高校1年生の雨は、その珍しい名前から“ザー子”と呼ばれてからかわれ、自分に自信が持てない性格から、他人とは関わらないようにして生きていた。ある雨の日、傘がなく困っていた雨に、高校3年生の太陽が赤い折りたたみ傘を差しだし「よかったら、入らない?」と声をかける。たびたび自分を気にかける太陽を最初は疎ましく思っていた雨だったが、明るくて真っすぐ太陽と接するうちに心をひかれていく。

しかし、2人はある約束を交わして、離ればなれになってしまう。雨はパティシエの夢をかなえるために東京へ上京、太陽は家業である花火師の修行を積む決意を固めたのだ。

それから10年後、雨は長崎に帰省していた。祖母・逢原雪乃(余貴美子)に迎えられ、東京の職場のことを話に出されると、雨はそそくさと逃げていく。一方、太陽は、大みそかの花火大会を任されないことを不満に思い、父であり師匠でもある朝野陽平(遠藤憲一)と衝突していた。お互いに過去と現在への葛藤を抱く中、かつて思いを語り合った眼鏡橋で、太陽は赤い折りたたみ傘を取り出した雨の姿を見かける…。