吉本興業は8日、「週刊文春」で15年の一般女性への性的行為強要疑惑が報じられていたダウンタウン松本人志(60)の活動休止を発表した。同事務所は昨年末の報道直後に内容を全面否定しており、本人の意思も確認し、真偽を明らかにする裁判に注力するための対応とした。コンビ、個人ともに出演番組などは多数あり、突然の発表に関係各所は対応に追われている。

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松本のレギュラー番組を抱える各局も対応に追われた。発表があった8日夜も収録済みながら、コンビでMCのTBS系特番「ドリーム東西ネタ合戦2024」、個人で出演中の同局系「クレイジージャーニー」が立て続けに放送。TBSは「今後の対応については検討中です」とした。松本が“出演宣言”した「ワイドナショー」を放送するフジテレビは出演日に関して「確認中です」といい、レギュラー出演中の「まつもtoなかい」「人志松本の酒のツマミになる話」については収録済み分の放送、今後についても「検討中」とした。「探偵!ナイトスクープ」を制作するABCテレビ、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」を放送する日本テレビも「今後のことは未定です」と回答。「急な発表だったので」と漏らす関係者は多く、読売テレビの「ダウンタウンDX」、TBS「水曜日のダウンタウン」は今後の収録予定がいったんキャンセルとなったことも判明。8日が祝日であることなども重なり、各局それぞれで判断に苦慮する様子がうかがえた。