画家の倉田真由美氏が24日、X(旧ツイッター)を更新。22日に行われた「第56回ミス日本コンテスト2024」で、ウクライナから日本に国籍変更したモデルの椎野カロリーナさん(26)がグランプリに輝いたことについて私見を述べた。

ネットでは、両親がウクライナ人のカロリーナさんが「ミス日本」でグランプリを獲得したことに疑問を呈した投稿が拡散され、議論が白熱。カロリーナさんはウクライナで生まれ、5歳で来日。昨年に日本国籍を取得している。

倉田氏はカロリーナさんに対し「ミス日本に選ばれたこの方、とても美しいと思う」と賛辞を送りつつも「しかし私は『ミス日本』とは、『日本人を代表する美しさを持つ人』と解釈していた。その定義には当てはまっていない。彼女の美しさは、『日本的美しさ』とは違うものだ。『ミス日本』とはどのような定義のものなのか」とつづった。

倉田氏の投稿に対し一般アカウントから「日本人の美しさって? その定義が曖昧なのが問題なのかな…日本人なら国籍を取ればたしかに日本人だけれど…釈然としないながらもじゃあどうやって区分けするのか明確なものが浮かばない…」との返信があった。倉田氏は「LGBTQの問題もそうですが、『〇〇さえすれば特定のカテゴリーに入れる』って、安易に進めていいものではないと思うんです。彼女が日本人、それはいい。でも、『日本的美しさの代表になる』は、別問題だと思います」と答えた。

さらにその後、「『日本らしさ』の定義がしづらいからといって、『日本らしさ』が存在しないわけじゃない。明確な言語化などしなくても、私たちには『日本らしさ』がわかっている。例えばオリンピック等日本で行う世界イベント、日本らしさを散りばめているじゃないか。そこかしこに日本らしさがあること、すぐにわかるじゃないか」と補足した。