吉本興業前会長で大阪・関西万博2025催事検討会議共同座長の大崎洋氏(70)が29日、大阪市内で第4回催事検討会議に出席した。

万博を巡っては、20年からお笑いコンビ「ダウンタウン」がアンバサダーを務めているが、松本人志(60)が週刊文春に性加害疑惑を報じられ芸能活動を休止。5億5000万円の損害賠償を提訴した。大阪府の吉村洋文知事は「裁判の期間中は芸能活動を休止されるということですから、その間はアンバサダーは活動されない」とコメントしている。

吉本興業時代、ダウンタウンのマネジャーも務めていた大崎氏は、松本の活動休止について「吉本を離れたものですから、皆さんの出されるニュースでしか分からない。活動休止ということなので、そうなのかな」。その上で、「高校卒業から知っていて、マネジャーもしていた。今の僕にできることは遠くから寄り添うことだけかな」と話すにとどめた。

催事への影響についても「係争中になってしまいましたのでコメントは差し控えたい。影響はないわけはないので、各メディアの皆さんが影響についてどういう論調で書くかっていうのを待つしかない」とし、「アンバサダーのご依頼は当時の大阪府市さまからだったと思うので、ひとごとのように言ってはいけないが吉本興業と本人や相方の浜田君の意思みたいなことで話し合うと思っている」と私見を述べた。

現在、公演などで全国各地を飛び回っており、「この間、山形まで文春が取材に来たよ」と苦笑い。一部では松本の行動を裏で操っているなどとも報じられているが「言いたいことは何もございません。何を言ってもね。ご迷惑をおかけしたことには変わりない」。松本とは連絡も取っていないと言い、「あっちこっち出張行ってるんで。寂しいですけどね」と語った。