元NHK職員で「お笑いジャーナリスト」として活動する芸人たかまつなな(30)が31日までにX(旧ツイッター)を更新。テレビ局職員から受けた横暴な振る舞いを明かした投稿が反響を呼び、あらためて思いをつづった。

たかまつは29日、漫画家芦原妃名子さんの訃報を受け、自身が経験したテレビ業界での高圧的だったというやりとりについて紹介。その投稿への反響の大きさに驚きつつ、「ですが、こんなの序の口でもっともっとひどいことたくさんされました」と告白。「その度に歯を食いしばってきたので、それがこういう悪習を作ってきたのかと思うと、反省しています」と複雑な思いもにじませた。

これまで「構造的な問題が多くその方個人が悪い訳ではない」などといった思いから声を上げることを控えてきたというが、「若手芸人もかなり搾取されやすいので、声をあげなきゃいけないのかなぁ。いけなかったのかなぁ」と反省。「再発防止につながることを冷静に考えてみます。思い出すのも辛いし、よく頑張ってここまできたなぁとも思うし、だからこそ30才になって、もう10代20代前半の苦労を次世代の人に味わせたくないと本当に思います。だから、若い芸術家を守る仕組みが必要だと考えています」とつづった。

29日には、「テレビ関係者の『テレビにだしてあげるから』という偉そうな態度や、ひどい報酬、杜撰な管理など変わりますように。悲しすぎます」との思いをつづり、その流れで「テレビに出たあとに、出演料をはらってくれる様子がなくて、電話したら、『いくら欲しいんですか?』とキレ気味で言われたことがある。事務所から独立したばっかの時で、大きな後ろ盾がないと、こういう態度を平気でとられることを知った」と自身の経験も記していた。