元AKB48大島優子(35)が21日、都内で行われた映画「マダム・ウェブ」日本語吹き替え版プレミア上映ナイトイベントに出席した。実写映画の声優に初挑戦した心境を語った。

赤のワンピース姿で登場。ある事故をきっかけに未来が見えるようになったキャシー・ウェブ(マダム・ウェブ)を演じる。「マーベル作品がすごく好きで見ていたので、(起用は)跳びはねるほどうれしかったんですけど、それと同時にプレッシャーがすごかった。好きな世界観だからこそ、自分の声を吹き込むのが、こんな私でいいんですかという思いで、日々プレッシャーを感じていました」と吐露した。

女優としてさまざまな作品に出演してきたが、「本職は生身で、自身の表情や表現で芝居をするので。声を吹き込むということが、普段やっている仕事よりも制限があって。これを本職でやられているプロの声優さんたちはすごいなって思いました」と伝えた。「映像に迫力があったりとか、効果音だったりも。セリフのトーンだったりとか迫力を、2倍、5倍、出さなきゃいけないんだなって感じていました」と振り返った。

完成した本編を見た感想を聞かれ、小考した後に「正直な話…自分の声を2時間聴くって、苦痛ですよね」と苦笑いした。声優の潘めぐみから「分かります。私もデビュー当時そう思いました」とフォローされると、「(今回が)デビューなんです!!」と言って大きくうなずいた。「フルで流して見たことがなかったから、完成した作品を見た時、疑問も浮かんでしまって。反省点もあります。でも、すごく光栄。感謝しています」と話した。

アフレコ収録を振り返り、「寝っ転がって救命作業をするシーンでは、マイクを下に向けて、実際に寝っ転がってやらせていただきました。皆さんならそんなことしないでもできると思うんですけど、私は分からないから。ワガママ言って、やらせていただきました」と明かした。また、作品のテーマにちなんで、20年後の自分がどうなっているのか予想を聞かれ「現実的に考えると…シワとほうれい線とシミと戦っているんじゃないですか」と答えて、笑いを誘っていた。

ファイルーズあい、伊瀬茉莉也、子安武人、萩原聖人らも出席した。