俳優八嶋智人(53)が21日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜午後1時)にゲスト出演。仕事への向き合い方について語った。

八嶋は01年のフジテレビ系ドラマ「HERO」で認知度を高めた。その後同局バラエティー「ココリコミラクルタイプ」に出演すると、明るいキャラクターが一気に浸透した。

出演作選びについて「その当時の担当マネジャーさんが『HEROやった八嶋智人ですよ?』と。ちょっとてんぐになってたんですね」と苦笑交じりに振り返ると、「そしたら何にも決まらなかったんです。どうしよう…って頭抱えたところに『ミラクルタイプ』の声がかかって」と明かした。

また「(仕事が)何個か決まってたらむげに断ってたかもしれないけど、すがるように『やります』と言って」と話し、「コント番組だったから演じるということでは変わらなかったけど、それからトークのコーナーにも出るようになって。やり始めたら、テレビっ子だし楽しいですよね」と転機になったという。

自身の仕事については「僕は仕事に決定権も、選択権も、拒否権も、何もないです。事務所が決めた仕事を行って楽しむというのが僕の仕事」と説明。「家庭は家庭で、お金のことも妻が仕切ってる。だから僕は何も責任を負わない立場ですね。だから現場でのびのびできる」とポジティブに語った。

塙宣之が「その考え方すごい」と感嘆すると、八嶋は「ノンストレス。妻に『あんたはギャラが安かったら手を抜いて、ギャラが高かったら一生懸命やるのか』と言われた時に、それはそんなことないねという話をしたら、じゃあ知る必要がないだろうと。ああ…って」と言い返せない様子を再現して笑わせた。