俳優阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時)第9話が22日、放送された。第6話から4話連続でプロ野球の中日で77勝を挙げたタレント板東英二(83)の名前がセリフが登場した。(以下、ネタバレあり)

昭和の世界、サカエ(吉田羊)が安森(中島歩)とともにラブホテルを訪れる。ラブホの室内で、サカエは「板東英二さんの話しましたよね」と切り出すと、安森は「見た目がタイプなんんですよね」と返答。サカエは「あなたのね。だから、見た目以外にいいところが見つかるまでは、あまたの見た目は板東英二。自分で言っててバカみたい」と自問自答する。その後、さらにサカエは「板東英二でも好き」と言い、2人はベッドインする。

X(旧ツイッター)では、4話連続となる「板東英二」の登場で「結局サカエさんは板東英二から抜け出せなかったよね(笑)安森先生の話、目つぶって板東英二頭に浮かべながら聞いてたでしょ」「もはやレギュラー八嶋智人 板東英二の登場はなかった 出るのかー出ないのかー」「昭和生まれだけど板東英二ネタがわからない、誰か解説してほしい」「最終回、板東英二さんか奥田瑛二さん出ないかな」「最終回のサプライズがあるとしたら板東英二だが果たして?」「こんだけ板東英二の名前出るなら最後ご本人登場して欲しいwww」などと書き込まれていた。

第8話では、サカエ(吉田羊)が息子の担任である安森(中島歩)とデートしている際に「父は料理が得意で、子どもの前でパパはママを愛してるって言える人で。それが自然で。」と言われる。それを聞いたサカエは「何それ、板東英二じゃん。『金妻』の」と言うシーンがあった。さらにサカエは安森を見つめ「見た目がドンズバ。中身が板東英二って。控えめに言って好物件だと思わない?」と語った。

第7話でもサカエが同ドラマ名物のミュージカルパートで「板東英二」を口にした。「見た目で判断しちゃいけない~でも見た目がドンズバ ルッキズム反対 大切なのは中身」「バンバンバン あなたは板東英二 バンバンバン 板東英二 ルッキズムとドラゴンズの 間で揺れてる私」と華麗な舞とともに熱唱していた。

第6話では主人公・市郎(阿部サダヲ)のもとに、渚(仲里依紗)が同期の羽村由貴(ファーストサマーウイカ)を相談に連れて来た。市郎が「どうした? 不倫しちゃった?」と羽村に語りかけ、続けて「してるよ、みんな。不倫ぐらい。すげーぞ、昭和60年の不倫ブーム。坂東英二ですらモテたんだから」と一気にまくしたてるシーンが登場。さらに市郎は「知らない?『金妻』」と言い、ピアノを弾くそぶりをして「金曜日の妻たちへ」で使用された小林明子の「恋におちて -Fall in love-」のサビ「ダイヤル回して、手を止めた~」と口ずさんだ。

同ドラマは「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」など愛される作品を生みだした、脚本の宮藤官九郎氏と磯山晶プロデューサーと阿部の黄金タッグ、最高のキャストでお届けする意識低い系タイムスリップコメディー。阿部演じる主人公・小川市郎はひょんなことから1986年から2024年の現代へ。昭和のダメおやじの不適切発言が令和の停滞した空気をかき回すが、市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。タイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディー。