水上恒司(24)がこのほど、東京・六本木のテレビ朝日で、同局ドラマプレミアム「黄金の刻~服部金太郎物語~」(30日午後9時)記者会見に出席し、主演の西島秀俊(52)との共演へ思いを語った。

同ドラマは国産初の腕時計、世界初のクオーツウオッチを発売したことで知られる、「セイコーグループ」の創業者である服部金太郎の波乱の人生を書き上げた。主人公の服部金太郎を西島秀俊、服部の青年期を水上が演じる。

同作のモデル、服部金太郎について「令和の今、スケールが大きく魅了される物って何だろう?と考えると、なかなか出てこない。本当にすごい方なんだなと思いました」。

青年期を演じ「実在した方に寄せる作業はかなり難しい。声の音色や姿や所作、姿勢を寄せる余裕がなく、水上の持ち味を使わざるを得ないんですけど、いかにキラキラして時計を見られるのかを作っていった」と振り返った。

西島とは21年公開の映画「奥様は、取り扱い注意」以来の共演。「眉毛がボサボサなところが似ているし、彫りも深いですよね」と笑顔。「先輩俳優の方に対して、アジャストしていけるかプレッシャーもありましたけど、初共演の日から、僕を覚えてくださって」と喜んだ。

しかし、同一人物を演じたため同作での共演は1シーンのみだった。「僕が思う青年期とどれくらい違うあるいは同じとかいう話をことができなかったんですよ。ある意味、共演ですけど、現場では会わなかったので」とした上で「いつかまた共演したいです。敵対する役で…」と話すと、西島からは「それじゃまた会えないよ」と笑った。

続けて「僕の西島さんの歳になった時、後輩にこういう姿勢でいたいですし、ちゃんと共演して立ち姿とか姿勢も見て自分の物にしたいです」と意気込んだ。