昨年12月30日に73歳で亡くなった歌手八代亜紀(やしろ・あき)さんのお別れ会「八代亜紀お別れの会 ~ありがとう…これからも~」が、26日、東京・片柳アリーナで執り行われた。演歌歌手の青山新(23)が感謝と決意を語った。

「僕自身、子供のころに八代さんの大ファンになって、八代さんに憧れてこの世界に入ったので。デビュー前からコンサートやテレビ、CD、たくさん聴いてきて。八代さんがいらっしゃらなければ今の自分はない、ってくらい本当に尊敬している大先輩です」と明かした。「初めてご一緒させていただいたのが歌番組のドッキリ企画で、ご本人登場していただいて。その時にファンですとお伝えして以来、何度かご一緒させていただいて。『新ちゃん、新ちゃん』って呼んでくださって。誕生日にはプレゼントをいただいたりして…」と感謝した。

八代さんは昨年9月に膠原(こうげん)病と診断を受け、治療に専念するために活動を休止。急速進行性間質性肺炎のため73歳で死去した。青山は「絶対に戻って来られるって確信していたので。本当にショックでしたし、いまだにどこかで少し受け止めきれていない部分があります」と残念がった。

献花を終えて「今回あらためて八代さんにごあいさつさせていただいて、『八代演歌』の情熱を、絶やさないで、歌い継いでいけるように、僕も頑張っていかなきゃいけないと思いました」と決意を示した。「八代さんの歌の世界を受け継いでいきたいです。八代さんをこれからもずっとずっと目標に頑張っていきたいです」と言葉に力を込めた。