俳優哀川翔(62)が5日、TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜午後8時57分)に出演。驚きの臨死体験を振り返った。

この日は「芸能人大ピンチずかん」と題し、ピンチを乗り越えてきたタレントが出演。VTR出演した哀川は、当時34歳で40分間の心肺停止を経験したことを明かした。

哀川は1995年(平7)の頃、柳葉敏郎、渡部篤郎、当時交際していた妻の公美さんと食事に出かけていたという。酒を飲んでいると急な眠気に襲われ「ちょっと眠くなったから、寝ようかなと思って寝た。俺的には。周りから見たらパタッといったみたいな」と回想。公美さんが駆け寄ると、呼吸は止まり心臓も動いておらず。10日前にも同様のことがあり、公美さんによると「肩をもんでいたらスーッと寝てしまって、その時も呼吸が止まって脈がなかった」。病院で検査をするも原因不明と診断されたという。

救急車は到着したが5分以上呼吸が止まっており、すでに生存率は10%以下という状況。電気ショックや心臓マッサージ、人工呼吸を繰り返したが、心肺停止のまま40分が経過した。誰もが絶望に包まれたが、突然意識を取り戻したという。

哀川によると、倒れた瞬間から夢を見ており「寝ているんだけど、おがくずの中に入ってるの」と苦笑い。大量のおがくずに埋もれる夢で「成長する時だったのかな、俺が。羽化して。カブトムシか、俺はって」と笑わせつつ、「おがくずの中で寝ててもしょうがないから、とりあえず出ようかと。掘ったわけ。そしたら寝ていた俺がこうやって起きてきたって。おがくずをかくみたいに。そうやってボーンと起きてきて、何事もなかったように」と復活を遂げたという。

心肺停止の原因は不明としつつ、現在は夜9時に寝て朝4時に起床する規則正しい生活を続けており「(深酒を)ずっと続けて、うちのかみさんとも知り合わずにそういう生活をずっと続けてたら、多分くたばってた」といち早く異変に気付いた妻に感謝していた。