NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第7話が9日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、華族の令嬢・涼子(桜井ユキ)、最年長の梅子(平岩紙)、留学生の香淑(ハ・ヨンス)とお昼を食べるようになった寅子(伊藤沙莉)だったが、誰とも群れない山田よね(土居志央梨)とは距離が縮まらないでいた。世間の風は冷たく、新聞は寅子たち女子部の新入生を面白おかしく取り上げる。そんな中、法改正が延期になるとの知らせが届く。動揺する中山(安藤輪子)を慰めようとする一同に、よねは冷たい言葉を浴びせる。

そんなよねが外に出て行く。気になった寅子はよねを尾行するうちに、東京地裁の裁判を傍聴することになる。

鈴木奈穂子アナウンサーは「いよいよこの後、裁判のシーンも見られそうですけど」と朝ドラ受け。

そして鈴木アナが「大吉さん、ずっと…」と言うと、博多大吉は「裁判所がセットなのか実在の建物なのか気になって話が後半、入ってこなかった」と話した。鈴木アナは建物について「ちょっと半沢直樹っぽいな、実際にあるところなのか」と語った。さらに大吉は「朝ドラに出てきた人なのか、裁判所の方、何かで見たな~という話が…」と出演者が気になった様子。22年後期朝ドラ「舞いあがれ!」に出演していたゲストのくわばたりえは「『舞いあがれ!』ですよ~。『舞いあがれ!』のお好み焼き屋さんにいつも来てくれていた人が、今はあそこ(裁判所)で働いています」と言うと、大吉も「あっ、そうだ」と笑っていた。ネットでは「湯浅さんですよ大吉さんw」などと俳優湯浅崇と指摘があった。ツイッターでも「舞いあがれ」がトレンド入りしていた。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。