“9頭身美女”こと女優の田中道子(34)が、サッカー元日本代表のJ3アスルクラロ沼津FW川又堅碁(34)と結婚することが21日、分かった。

複数の関係者によると、浜松市出身の田中はサッカーファンで、川又が17年に浜松市の隣の磐田市がホームの磐田に移籍後に知り合い真剣交際に発展したという。田中が22年に1級建築士試験に合格するなど、活動の幅を広げる一方、川又は相次ぐ故障で苦闘が続く中、在籍2季目の沼津で再起を歩む。互いに支え合い、生きていく道を選んだ。

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1月期のフジテレビ系ドラマ「大奥」で御年寄の高岳を演じ、眉なしメークと存在感あふれる演技で話題を呼んだ田中が、結婚する。生涯の伴侶に選んだのは、森保ジャパンに招集された経験を持つ川又だった。2人とも、周囲には結婚を報告している。

複数の関係者の話を総合すると、2人の縁を結んだ1つのきっかけは、J1磐田のようだ。浜松市出身の田中は子どもの頃、磐田を応援するなど“サッカー王国”静岡県民としてサッカーを愛してきた。磐田の選手とも親交があり、17年に名古屋から移籍し加入した川又とも、サッカー関係者の集いなどで巡り合い、交流を深めてきたようだ。

川又は184センチ、77キロの屈強な肉体を生かした最前線での豪快なプレーと、彫りの深い顔と丸刈りから“サムライ”とも呼ばれる。磐田では移籍初年度の17年から2年連続で2ケタ得点を記録し、同年10月にはカタールW杯を目指した第1次森保ジャパンに追加招集。同2日のパナマ戦に途中出場、ウルグアイ戦でもベンチ入りした。ただ、19年4月の札幌戦で右肩関節を脱臼し、4カ月もの長期離脱。20年に加入した千葉でも古傷のアキレス腱(けん)痛に苦しみ、公式戦出場は21年は0、22年も2試合に終わり同年で退団した。

川又が苦闘の日々を過ごす中、田中はコロナ禍に入って1級建築士試験の受験を決意。21年7月に始動し猛勉強の末、22年末に合格した。そんな田中の姿に背中を押されたのか、一時は引退すら覚悟した川又も、昨年1月にアキレス腱(けん)の手術に踏み切り、半年ものリハビリを乗り越え同8月に沼津に加入。10月の岐阜戦では移籍後、初ゴールを決めた。

田中は芸能活動の合間を縫って、1級建築士免許の申請に必要な2年の実務経験を積んでいるが、沼津のホームゲームの際はスタジアムに足を運んでいるという。それぞれ、挑戦を続けてきた日々を、これからは2人で歩んでいく。

◆田中道子(たなか・みちこ)1989年(平元)8月24日、静岡県生まれ。静岡文化芸術大卒業。09年ミス浜松グランプリ、11年ミス・ユニバース・ジャパン3位、13年ミス・ワールド日本代表。16年テレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~」で女優デビューし、24年フジテレビ系「大奥」などに出演。22年末に1級建築士試験に合格。身長172センチ、血液型O。

◆川又堅碁(かわまた・けんご)1989年(平元)10月14日、愛媛県西条市生まれ。県立小松高2年時の06年にJ2愛媛の特別指定選手になり、同年9月23日の水戸戦でJリーグデビュー。卒業後の08年にJ1新潟入団。10年にブラジル・カタンドゥベンセに半年間の期限付き移籍。新潟に復帰後、12年に期限付き移籍したJ2岡山で18得点とブレイクし、翌13年に新潟に復帰しJ1得点ランク2位の23得点。名古屋時代の15年にハリルホジッチ監督政権下の日本代表に初招集。J1通算213試合出場70得点、J2通算69試合出場24得点、J3通算17試合出場2得点。国際Aマッチ9試合出場1得点。

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