歌舞伎俳優中村獅童(52)の長男中村陽喜(はるき=7)次男夏幹(なつき=5)が、人形焼の販売イベントを行った様子を取材し、2人の成長ぶりを感じた。

陽喜と夏幹は昨年から、菓子メーカー、ショウエイの「江戸祭 人形焼」のウェブCMキャラクター、アンバサダーを務めており、店頭に立つというイベントだ。

1年ほど前に、ウェブCM撮影の様子も取材しているのだが、本人たちも周囲の大人たちも大変だった。2人は当時6歳と4歳。みえをしたり、コメントありのバージョン、なしのバージョンなどいろいろなパターンを撮影しなければならなかったこともあって、集中力がなかなか続かなかった。けんかが始まったり、虚無の表情になったり。母沙織さんもヘトヘトになっていたのを思い出す。

約1年たって、果たして2人はどうなっているだろうと期待しながら取材に向かった。

店頭での人形焼販売は、休憩をはさみながら約1時間。2人は浴衣に「アンバサダー」のたすきをかけ、暑い中、並んでくれた来店客に「いらっしゃいませ」と声を出しながら対応した。写真撮影にも応じながら、約200箱を手渡した。

陽喜はお兄ちゃんらしく、夏幹をサポートし、良さげなコメントを耳元でささやいてあげるなどしてフォローしていた。夏幹も商品を渡してしっかり笑みを見せて、来店客を喜ばせていた。2人とも暑い中、よく頑張っていた。

沙織さんも2人の成長ぶりを感じたようで、「陽喜がなっちゃんをサポート、リードしてくれて、頑張ってって応援したりとかしてましたね。なっちゃんも意外と仕切り屋で(品物が)なくなったら棚から出したりと、ちゃんと状況を見てお店を手伝っていてうれしかったです」と笑みを見せた。1年前は兄弟げんかが大変と話していたが、この日は「最近は変化してきました。兄弟けんかも少なくなってきて、お互い尊重して、いろいろ助け合ってやってるところも見受けられます」とのことだった。

あの大変だったCM撮影後、2人は歌舞伎座や四国こんぴら歌舞伎大芝居にも出演している。家族でのキャンピングカーでの旅も話題になった。さまざまな経験が変化と成長につながっているんだなとか、子供の1年って早いなとか、いろんなことを考えた取材だった。【小林千穂】